皆さんは、普段相手と話すとき自分の意見をしっかり伝えられていますでしょうか。

仕事やプライベートでも自分の意見を伝える機会は多く、伝え方によっては、相手との認識違いが起こり、上手く相手に伝えられなかったことは、相手の捉え方や、自分の伝え方に原因があることでしょう。

意見を伝えるのが苦手である人では、自分が思ってもみないことや、周り同じ意見を言うことでその場を凌ぎ、生きづらさを抱えてしまうでしょう。

筆者は、自分の言葉を普段から言語化することを習慣にすることで、上記のような場面で、素直に意見を伝えることができるようになるといいます。

その結果、自分だけでなく、相手のタイプに合わせて伝えたい内容を、優先的に選択できるようになることを伝えています。

更に、この習慣を上達させることで、自分に自信が付き、働き方が変わり、なりたい自分になれるなど、人生を自分らしく生きることにも繋がると言及しています。
本書では、自分の言葉を言語化する習慣を、ワーク式で紹介しています。

本書を読んでみて

普段意見を伝えるときは、論理的に順序立てることをあまり意識していなかったので、改めてワークを通じて学ぶことができました。

意見交換については、どっちが正誤か、あるいは、善悪かが重視されますが、どの意見も受け入れて、自分の考え方を広めるために欠かせない行いであることを改めて認識しました。

言語化する習慣が、「自分の生き方や仕事の価値観を認識できること」に繋がるという発想は全くありませんでした。ありのままの自分で生きることは、誰もが望んでいることであり、本書はその気づきを教えてくれたように思います。

私も、今日から言語化の習慣を実践して、人生をより充実させていきたいと思いました。

概要について

第1部 思い・考えをまとめる習慣(1章~3章)
第2部 相手に伝える習慣(1章~3章)

から構成されています。

第1部 思い・考えをまとめる習慣

・1章
思いを言葉にすることについて触れています。

以下に、3つ紹介しており、頻繁にメモを取り、自分の思いを言語化する習慣を身に付けることを重視しています。

①観察する
②なんでも口に出す
③感覚や感情に敏感になる



・2章
意見を作ることについて触れています。

意見を作る4つのステップを紹介しています。

①問いを立てる
②前提を定義する
③根拠を作る
④ツッコミを予想する



・3章
意見の土台を育てることについて触れています。

意見を育む土台となる部分について、以下の3つを紹介しています。

①自分なりの視点(どんな角度からものを見るか)
②自分なりのテーマ(複数あり、変化していくもの)
③価値観(自分は何を大切にしているか)





第2部 相手に伝える習慣

・1章
伝わる言葉を作ることについて触れています。

以下に、つのステップを紹介しています。

①伝えたいことを整理する
②概念ではなく、エピソード・行動を伝える
③自分が伝えたいことを相手が知りたいことに変換する



・2章
惹かれる話を組み立てることについて触れています。

以下に、話を組み立てるときに大事なことを3つ紹介しています。

①「相手が今、一番何を知りたいか」を考える
②相手に合わせて話の濃度を変える
③全体像から詳細を伝える
④ピンとくる例えを作る
⑤一段深い感情を伝える

他には、以下2つを紹介しています。

①話に魅力を出すためのテンプレート
②グッとくる文章の書き出し方



・3章
言葉にする先にある宝物について触れています。

以下に、4つを紹介しています。

①なりたい自分になれる
②お金と仕事を生み出せる
③自分にも人にも優しくできる
④自分に自信が持てる

本書の魅力について

自分の考えや気持ちを言語化するための習慣を、ワーク形式で学ぶことができます。
各章の内容は、とても分かりやすく、意見を伝えるのが苦手な人でも、ワークを通して気軽に実践できます。

まとめ

今回は、「言葉にする勇気 さわらぎ寛子」を紹介しました。

今日から言語化する習慣を身に付けて、自分の人生を充実させるきっかけになっていただけると嬉しいです。

こちらからAmazonサイトで本書を購入できます。
他の書籍も紹介していますので、是非見てください!
ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿者

ヒロキ

一人で楽しめる人生を探求しております。 自分の発信により、孤独に不安を抱える人を減らし、勇気と自立心を持って世の中を乗り越えられる人を増やしたいです。 また、何か人の成長に繋がるような発見を提供していきたいです。 書籍を紹介しており、色々なテーマに触れています。 実際に手に取って読んでいただきたいので、概要については、大まかに紹介してます。 他には、休日に行っている趣味なども紹介しています。

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