皆さんは、何かネガティブなことで悩む機会は多いでしょうか?
人は、壁にぶつかり悩み苦しむとき、できない自分やに対して自己嫌悪に陥ってしまうことが多いですが、同時に心理的な自己防衛を図る為に、敢えてできない自分を選択しているのです。
筆者は、今の自分と、心の中の自己防衛に努める自分の存在を切り分けて考えています。そして、両者の間にある溝を埋めることで、自分の素直な気持ちを客観的に認識できるようになり、自分で自分のことを愛し守れるようになれると伝えています。
本書では、心の中の自分を、ナイト(騎士)くんとして定義しており、ナイトくんと自分の対話を通じたワークを紹介しています。
本書を読んでみて
ナイトくんワークを通じて、自分のネガティブな感情をコントロールできるようになりました。
また、常に今の自分の気持ちにフォーカスする為、より素直な自分で居られやすくなりました。
ワークの最後では、ナイトくんに対して、いつも自分を守ってくれていることに感謝を伝えるので、自分で自分を愛せるようになれることも認識できました。
概要について
全3章より構成されています。
・1章:困った問題は、「自分を守る為に起きている」
以下の3点を紹介しています。
①自分を守る為に、無意識に心の防衛隊を作り、その結果、問題が引き起こされる
②心の防衛隊(ナイトくん)は、心配性で、不器用で、極端である
③ナイトくんと向き合い、理解することで引き起こされる問題の本質を知ることができる
・2章:自分を守っている「ナイトくん」の存在を知る
以下の4点を紹介しています。
①ナイトくんの誕生のきっかけは、「幼少期に自分で何とかするしかなかった経験」
②ナイトくんは、幼い状態のまま自分を守り続けている為、自分が大人に成長するにつれて生きづらさを感じるようになる
③ナイトくんは、自分の一番の理解者であるが、自分に嫌悪されており、ナイトくん自身はずっと苦しんでいる
④ナイトくんを助けることは、自分自身を助けることであり、自分に対する自信や、自己肯定感、自分への信頼を育むことにつながる
・3章:「ナイトくんワーク」を通して「ナイトくん」と対話をする
以下の4点を紹介しています。
①ナイトくんと対話をするタイミングは、自分の不快な感情や感覚を覚えているとき
②ナイトくんとの対話を通して、自分のネガティブな感覚を深堀して、本質を見出す
③ナイトくんに守ってくれていたことに感謝を伝えることで、自分自身の心がスッキリし心が軽くなる
④「ナイトくんワーク」を習慣化することで、自分で自分の問題を解決する力が身につくようになる
他には、ナイトくんワークの具体的な方法や、ワークを通して人生が変化した人達の実例を紹介しています。
本書の魅力について
心の中にある自己防衛に努める自分を具体的に認識し、対話を通じたワークに取り組むことで、自分を客観視できるようになり、ネガティブな感情に惑わされず、自分で自分を守ることができるようになれます。
まとめ
今回は、「わたしが「わたし」を助けに行こう 橋本翔太」を紹介しました。
本書を読んで、悩みに押しつぶされる人生からの脱却へ繋がれば嬉しいです。
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当ブログでは、一人でも人生を幸せに生きられる為の書籍や、私の体験を紹介しています。是非見ていただけると幸せです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。