SNSが普及した現代では、何処にいても世界中の人々と社会的つながりを持つことができ、誰でも気軽に様々な情報を受信及び発信できるようになりました。
この恩恵により、自分の意見や気持ちを自由に表現できる機会をもたらしてくれました。
しかし、一方で、他人の発信内容に対して、誹謗や中傷を気軽に表現できることにも繋がり、発信者が精神的な苦痛を感じる機会を持つようになりました。
また、誹謗や中傷表現を受けることはなくても、気軽に他者の日常生活を知ることで、競争意識や比較意識をもたらし、自己肯定感の低下を多くの人が感じるようになりました。
その結果、SNSによる新たな格差社会が形成され、ありのままの自分を表現する人と躊躇する人の二極化が進んでいます。
筆者は、誰にでも生きる価値があり、ありのままの自分を表現する魅力を持っている為、他人の批判を恐れず、発信する勇気を持つことで、自分と同じ価値観を持つ人と繋がる機会をもたらすだけでなく、人生を豊かにできることを伝えています。
本書を読んでみて
初めてこの本と出会ったときに、迷わず手に取っていました。
SNSの利用は、一長一短の面を持ちますが、発信した内容に共感した人や、同じ境遇にいる人と気軽に繋がれるだけでなく、コミュニティも形成できるので、使い方次第では、社会的つながりを強固にでき、孤独感を克服できる素晴らしいツールになります。
私は、孤独感を抱える人を減らしたい目的でブログを始めたので、正に上記の流れは理想的です。
もし、今発信することに躊躇されている方は、是非恐れずにやってみましょう。
あなたの隠れた魅力が、発信を通して、多くの人に勇気や、希望、感動を与えることになるかもしれません。
概要について
全6章から構成されています。
・1章
小さくても発信する勇気を持つことについて触れています。
人は生まれながら価値を持っており、小さな発信から、1人でも素敵だと思ってくれる人を大切にすることで、つながりができるようになり、同じ価値観を持つ人が集まる好循環が生まれることを伝えています。
他には、発信する7つの勇気を紹介しています。
①間違うことを恐れない勇気
②過去の経験を活かす勇気
③自分という人間を伝える勇気
④下手なままでも出す勇気
⑤数字に振り回されない勇気
⑥自分から人とつながる勇気
⑦自分や大切な人を守ってあげる勇気
・2章
発信する人生がもたらすものについて触れています。
ありのままの自分に従って生きられていない場合、発信することで生きがいを感じられる可能性があることを伝えています。
また、情報社会で埋もれる生き方は、インプット過多になりストレスが溜まりやすくなるため、脳のバランスを維持する為のアウトプットとして、発信することが大切であると述べています。
他には、発信することで起こる変化を7つ紹介しています。
①自分に対する理解度がどんどん深まる
②やりたいことが自然とわかる
③普段出会えない人とつながる
④人から好かれるようになる
⑤お金や、人脈、チャンスに恵まれる
⑥信用貯金がみるみる増える
⑦感謝や喜びで溢れる毎日を過ごせる
・3章
誰にでも発信する価値があることについて触れています。
自分らしく発信する方法に触れており、以下に4点を言及しています。
①自分が感じた気持ちや体験を分かち合いたいという欲求は誰でも持っており、その欲求に従い、自分らしさを発信する
②発信経験から生まれるネガティブな感情は、自分の指針のガイドとして受け止める
③世の中の価値観や判断基準を気にせず、自分らしさを表現する
④発信を通して、本当に伝えたいことを認識する
・4章
発信を続けることについて触れています。
発信を続けることで得られる3つのことを紹介しています。
①継続しやすくなる
②発信の質が上がる
③自分の成長ストーリーが蓄積されて、大きな資産になる
他に、発信が続くテーマに触れており、以下に7点を紹介しています。
①実際にあった出来事を発信する
②心のモヤモヤを正直に語る
③感動したことについて発信する
④思いついたアイデアやメッセージを伝える
⑤好きなこと嫌いなことを表現する
⑥あなたの強みや専門分野を分かち合う
⑦あなたのチャレンジを実況する
・5章
不要な思い込みや感情を手放すことについて触れています。
具体的な方法について、以下に4つを紹介しています。
①自己不信や自己否定などのネガティブな感情で発信に行き詰ったら感情をリセットする
②過去から引きずっていたネガティブな感情がある場合、それを受け止めて過去をポジティブな出来事に変換する
③ネガティブな感情で発信すると、ネガティブな出来事として返ってくるため、ポジティブな感情での発信を忘れないようにする
④サイレント読者との隠れたつながりがあるので、発信に行き詰ってもネガティブな感情や思い込みに捉われない
・6章
勇気を出して自分を解放することについて触れています。
具体的な心構えとして、以下に7つを紹介しています。
①自分の本質とつながり、本当の自分を表現する
②読者や視聴者がポジティブな気持ちにさせ且つ自分らしさを掛け合わせた発信をする
③自分自身の発信に対して決して批判的にならない
④結果が出なくても、タイミングや方向性が合っているか確認する
⑤継続することを忘れない
⑥誰に言われても、自分が絶対やりたい発信テーマを持つ
⑦自分の人生のテーマを発信する
他には、10年以上発信者として愛される5つの習慣について紹介しています。
①長期視点で大局的に見る習慣
②単純接触頻度の法則を活用する
③3つに分解して考える
④引用や事例、五感覚を入れる
⑤1つのことを7通りの言い方で表現する
本書の魅力について
発信をすることに自信が持てない人や、躊躇してしまう人に勇気を与えてくれます。
また、発信を通して、自分にと同じ価値観を持った社会的なつながりと出会えることや、自分らしく生きられることを教えてくれます。
他には、発信をするための様々なノウハウを伝えているので、誰でも気軽に始めることができます。
まとめ
今回は、「発信する勇気 末吉宏臣」を紹介しました。
発信をすることに自信が持てない方は、是非本書を読んでみてください。
私は、発信活動を始めたばかりで、不安もありますが、本書を読んで継続する勇気をもらえました。
今回を機に、発信活動を始めるきっかけになれば嬉しいです。
こちらからAmazonサイトで本書を購入できます。
他の書籍も紹介していますので、是非見ていただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。