SNSが普及し、誰とでも気軽に繋がれる便利な時代であるが故に、現代人は、孤独に対する不安を強く抱くようになりました。
しかし、孤独になることは、本当にに不安なことなのでしょうか。むしろ、孤独になることで、ありのままの自分で生きられるだけでなく、自分の自信や、成長にも繋げられるのです。
筆者は、人間が精神的に成熟する為には、孤独でいることは必須であること、そして、孤独になることで、その人自身の魅力が増し、自分の信じる道を歩ける孤高の存在へと変化できることを伝えています。
本書を読んで
内省を極めて、自分のやりたいことを見つけ、それを仕事に繋げられることが一番理想的な人生だと思いました。
孤独で生きる上で、直面する問題や責任は、全て自分で取る機会が増えてきますが、自分らしく生きられることこそ、何物にも代えがたい幸せであり、私もそういう人生を送りたいと感じました。
概要について
全6章から構成されています。
・1章
内省する習慣を身に着けることに触れています。
そして、その習慣が身につくことにより、心の成長に繋がると述べています。
内省とは、自分だけの価値観を受け入れ、その価値観を基に過去の経験を分析することで、思考と行動体系を軌道修正し、本来の自分で生きることを認識することです。
・2章
人間関係について触れています。
自分らしく生きる為に、多数派に合わせて生きることを止めて、本音で語り合える人と関係を形成することが大切であると述べています。
また、仕事面の人間関係に関しては、職場の人の価値観は変えられないことから、転職へ向けて、自分の性格や、価値観、望ましい人間関係について分析を重ねて、環境を変えること薦めています。
・3章
自分が持っている価値観を大事にすることについて触れています。
自分が心から望んでいることに従って生きること、また、その環境や居場所を作ることを目標にすることで、世間体や常識に縛られることなく、人生が充実することを伝えています。
その為には、自分の原点に振り返り、自分のやりたかったこと、夢だったことを見つける必要があると述べています。
・4章
孤独で行動することについて触れています。
自分のやりたいことを見つけるときは、他者の価値観に頼らず、一人で考え明確に導き出すことが大切であると述べています。
他には、ネガティブな問題に直面したときは、向き合うことを忘れず、自分で意味を見出して、肯定的に受け止められるようになることが大切であり、やがて自分の自信に繋がると筆者の実体験を交えながら伝えています。
・5章
孤独を楽しむ方法として、読書を取り挙げています。
読書をすることで、情報処理能力が上がり、物事を捉える視点が増えることや、語彙が豊富になり、悩みや感情を適切に言語化できるようになる為、心が安定し幸福度が増すということを伝えています。
・6章
孤独力の高い夫婦と家族について触れています。
孤独力が高い夫婦は、お互いプライベートな時間や空間を持つことができ、相手との適切な距離感を保つことができると筆者の実体験を通して解説しています。
他には、子供の内面的発達時期に入ると、一人で過ごす機会が増える為、親は無理やり干渉せず見守ることが大切であると伝えています。
本書の魅力について
孤独で生きることのメリットを1冊に凝縮していますので、孤独の不安を抱える読者に勇気を与えてくれます。
また、自分らしく生きる方法論にも触れており、分かりやすく解説されている為、気軽に実践できます。
まとめ
今回は、「人生の質を上げる 孤独をたのしむ力 午堂登紀雄」を紹介しました。
是非、本書を読んで孤独で生きる楽しさを見つけてみてください。
一緒に人生を充実させていきましょう。
こちらからAmazonサイトで本書を購入できます。
他の書籍も紹介していますので、是非読んでみてください!
ここまで読んでくださりありがとうございました。